有機材料・高分子材料
材料の性質や純度の調査は、最新の製造サプライチェーンを理解するために重要であり、また、研究と開発にとっても必須要素であり、問題解決や不良解析にもつながっていく重要な要素です。特に、化学薬品や高分子材料は、EAG Inc.が、サービスをご提供している電子・半導体デバイスから医薬品や医療デバイスに渡る、ほぼすべての製造業に不可欠となっています。お客様の問題に焦点を絞った適切な分析手法を応用し、材料中の混合物や添加剤が存在している複雑な混合材料を解析し、シンプルにしていくことが出来ます。FT-IR分析やラマン分光分析のようなツールは、有機物の定性には優れており、また、TOF-SIMS分析やXPS分析のようなツールは、より表面の成分に対して利用でき、材料表面の偏析や官能基などの特定に適しています。
また、TGA、DTA及びDSCなどの技術を用いての高分子の熱変化の評価や、TD-GCMSの応用で脱ガス過程の確認も行えます。化学・高分子材料中の無機成分に対しては、SEM-EDS、XPS、XRF、ICP-OES, ICP-MSなど幅広い手法を駆使して%レベルからppm~サブppmレベルに至る成分の同定と検出を行います。
主な分析サービス内容
- 化学品。高分子材料の定性
- 添加物の定性・特定
- 無機成分不純物の定性と定量
- 表面改質の解析や表面官能基の決定
- 熱特性(Tgなど)の決定
- 薄膜構造の解析
- 高分子中の無機フィラーの特定や調査
- 潤滑剤の特定(ハードディスク)
- 機械パーツ潤滑剤の特定
- ストレス(光・熱・湿気)による高分子劣化反応の評価
- 高分子添加剤の表面ブルーミング評価
- プラスチック部品の表面状態評価
- 化学的純度の評価や比較
- 高温下での高分子脱ガスの評価
- 化学相変化や結晶化の評価
典型的な材料
- 高分子材料(液体、固体)
- プラスチック
- 化学薬品
- 原材料